tiff 2023!

今年のトロント国際映画祭は、9月7日から17日まで開催された。全米映画俳優組合のストライクの余波はあったものの、今年は完全リアルで行われた。オープニングは宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」。本映画祭の最高賞である観客賞(ピープルズ・チョイス・アウォード)はコード・ジェファーソン監督の「American Fiction」が受賞した。

先住民の保護区へドライブ

ここはオンタリオ州ピーターボローから車で北へ14キロほどのところにあるオジブエ(Ojibwe)先住民の保護区。先住民のさまざまなアートやグッズを扱うWhetung Ojibwa Centreがある。タックスフリー。

この地区に入ると制限速度が50km/hrとなり、どんなに見通しがよくて空いていてもこの速度を守って進む。ハイウェーでの移動に慣れているせいか、途端に時間の流れが緩やかになり、まわりの景色の色や匂いや風の動きに敏感になり、自然を感じる時間が訪れた。

その後、トレント大学が有するハイキングトレイルを散策していたら、ティピを発見。その姿は森に溶け込んでいる。意外に大きくてしっかりした造りだ。

郊外で暮らすグースたち

ピーターボロのダウンタウンを散策。川のほとりでくつろぐグースたち。トロント市内で悪態をついている不良グースと違って、郊外に住む彼らはのびのび暮らしている、ように見える。

トロントアイランドへの散歩旅

オンタリオ湖に浮かぶトロントアイランドへはフェリーで約15分の旅。たまに行ってみたくなる場所だが、夏はイベントも多く、コロナ明けと相まってフェリー乗り場には気の遠くなるような行列が。帰りのフェリーはCentre Islandより東にあるWard’s Islandから乗船。空いていた!

トロントアイランドから見た曇り空の摩天楼。いつのまにか新しい高層ビルが増えていた。

Happy Canada Day 2023!

カナダは1867年7月1日、すでにイギリス連合王国の一部だった一部の州にノバスコシアとニューブランズウィックが加わりカナダ連邦として誕生した。今日、156回目の建国記念日を迎えたカナダは、国としての歴史はとても浅い。しかし、カナダの先住民の歴史は4万年前に遡る。今年、パンデミック以来オタワでリアル開催されたカナダ・デーを祝うイベントでは、まず最初に先住民女性3名のスピーチがあった。彼女たちはこう語りかける、「大地は我々の一部であり、征服するためのものではない」「大地の声を聞け、そして慈しめ」と。

現在のカナダ総督メアリー・サイモンは、2021年にトルドー首相から指名された史上初の先住民族の女性。彼女はスピーチで、現在カナダが向き合っている「真実と和解(Truth and Reconciliation)」に触れ、これは先住民の問題ではなく、カナダの問題であると語った。

一方、来年、カナダとして初めて月へ宇宙飛行を行う予定の宇宙飛行士ジェレミー・ハンセン(Jeremy Hansen)もステージに登場。カナダのいろいろな未来を示唆する式典となった。

カナダで広範囲に起こっている森林火災の影響で空は真っ白に煙り、連日、大気汚染が高レベルに達し、警報が出されている。アフターコロナとなっても人々の息苦しさはまだ続いている。会場でカナダ国旗を手にし、頬には赤いメープルリーフのペイントをした満面な笑顔の無邪気な子どもたちと地球の健全な未来を願わずにはいられない。

オタワで開催されたカナダ・デーのイベントで国歌を歌うカナダの総督(左)とトルドー首相(左から2番目)

新カテゴリー、Smoke!

カナダの森林火災による大気汚染は深刻な状況にある。連日、警報レベルに達しているトロントだが、今日、「Sunny」や「Rain」など天候を表記する部分に「Smoke」とあるのを見つけた。世界を脅かした新型コロナウイスルが終息した今、今度は地球温暖化問題が私達の前に行く手を遮るように立ちはだかっている。人類が踏み間違えた未来への道への軌道修正はもっと早い速度で必要だ。

終わりなきトロント大学の工事

トロント大学キャンパス内のあちこちで大規模な工事が行われているが、散歩中に一部終わっているところがあることを発見。以前は通り抜けできなかったフィールド前はすっかりきれいになり、コンクリートのベンチのようなものが設置されていた。まだ風が少し冷たいけれども、青空の下の緑に鮮やかさが増してきて、初夏を感じさせる。

ラプターズ、快勝中

11月26日、トロントでの対ダラス・マーベリックス戦も接戦の末、ラプターズが勝利。フリースローをミスしなければもっと点がとれた!