冷たい風雨に煽られてなお美しく咲くトロントの桜

トロントでも毎年、桜の開花を心待ちにしている市民が多い。トロント大学のキャンパスやハイパークでは今年も無事に開花したものの、この時期の天候は寒暖差がとても激しい。今年も4月半ばを過ぎても雪交じりの雨が降り、凍りつくような強い風が吹きすさぶ。そんな受難のような中でなお、気品と可憐さを失わず強く美しく咲く桜に心打たれる(写真は4月18日にトロント大学周辺で撮影)

皆既日食、午後3時に暗闇が訪れた日

4月8日、メキシコからアメリカ、カナダにかけて北米を縦断するように皆既日食が見られた。オンタリオ州ナイアガラではこの日に大量の観光客が押し寄せることを想定し、非常事態宣言を発令。各地では大勢の人々が神秘的な天体ショーを楽しんだ。

オンタリオ州トロントはあいにく曇り空だったが、午後3時20分ごろから3分ほど、夜のような暗闇に包まれ、街灯が灯り、鳥たちはねぐらに戻って息をひそめた。

今回見逃した人が次に見られるのは400年後だそう。

トロントでギリシャ独立記念日を祝う

トロントのギリシャ人街があるダンフォース・アベニューで4月7日(土)午後、ギリシャの独立記念日を祝うパレードが行われた。

パレードは午後1時30分にドンランズ・アベニューとダンフォース・アベニューからスタートし、ダンフォース・アベニューを西へ進み、ブロードビュー・アベニューへと向かった。

毎年恒例のこのパレードは、1800年代初頭のオスマン帝国に対するギリシャ独立戦争を記念するもの。大規模なパレードはギリシャ人コミュニティの大きさだけでなく、その固い絆を感じさせる。

トロントはカナダ国内でもギリシャ移民がもっとも多く住む街。本格的なギリシャ料理も味わえるので、トロント来訪の際は是非訪れてみてほしい。

CNタワーから見たトロントが近未来都市

トロントのCNタワーのレストラン「360 The Restaurant」でディナーを堪能した後、階下の展望台で見たトロントの夜景がまるで近未来都市。今、問題が山積みの街だけど、宝石箱のように輝く夜景は時を忘れて見惚れるほど美しい。

ケン吉岡、5年ぶりのジャパンツアー

鎌倉市腰越出身でカナダ・トロント在住のブルース・マン、ケン吉岡が5年ぶりにジャパンツアーを行った。2023年11月12日、素晴らしいバンド仲間と大いに盛り上がった藤沢サウンドマーケットで行ったライブ・コンサートから。

サンタが街にやってきた!

The 119th Original Santa Claus Parade, CP24

今日(11月26日)、第119回目のサンタクロース・パレードがトロントで行われた。昨年に続き、今年もリアル開催となった。毎年、この日は小雪が舞うような寒い日と決まっている。今年も例外なく凍てつく朝を迎えたが、沿道はベストスポットでパレードを楽しもうと早くから折りたたみ式のキャンピングチェアとお弁当や温かい飲み物を持って集まった人々で埋め尽くされた。最後にサンタが登場すると、ものすごい歓声が。パレードは最高潮と迎え、ストリート全体を巻き込んで一つになる。

サンタの姿が見えなくなると、ストリートはあっという間にもとの日常の姿に戻っていった。遠くてサイレンの音が聞こえる。来週から師走だ。

tiff 2023!

今年のトロント国際映画祭は、9月7日から17日まで開催された。全米映画俳優組合のストライクの余波はあったものの、今年は完全リアルで行われた。オープニングは宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」。本映画祭の最高賞である観客賞(ピープルズ・チョイス・アウォード)はコード・ジェファーソン監督の「American Fiction」が受賞した。