ストームの翌日、森を歩く

前夜はストームだったが、翌日は晴れたのでオンタリオ州郊外へハイキングに出かけた。歩を進めるごとにこの惨状で、トレイル自体が倒木で見えない箇所も多々あった。よく閉鎖されなかったものだなと思いつつ、できるところは自分たちで折れた小枝を拾っては脇によけたりしていたが、すれ違う人の多くも同じことをしていた!

倒れた木々、割れた幹、あちこちに散らばる小枝。自然の威力を目の当たりにして、その残酷さに言葉も出ない。が、息絶えた老木の近くには新しい木の芽がいくつも生まれている。

そして、まだ雪も残っていた。郊外の春の訪れは遅い。

いつのまにか自転車専用の信号機が登場していた!

数年前、試験的にトロント市内の一部に導入された自転車専用レーン。オンタリオ州政府はこの設置をやめる方針を決めたはずだが、それに逆行するように、いつのまにか自転車専用の信号が設置されていた!

もとに戻すには相当な予算が必要になるし、自転車がより安全に走行できる措置に方向転換したのだろうか。

これまで車と自転車の小競り合いはよく見かけていたが、歩行者としても、すぐ脇を信号を無視して疾走していく自転車に肝を冷やしたことは一度や二度ではない。なかには平気で歩道を悠々と走っていく自転車に出くわすことさえある。

高校時代に自転車通学をしていた私だが、トロントで自転車に乗る勇気はない。自転車は環境に優しく、移動手段としても便利だが、私はアクティビティとして郊外で緑に囲まれてゆったりと走るのがいい。

雪、雪、また雪

今年は雪が多い。学校が休校になるほどのスノーストームもある。今日また、まとまった雪が降った。が、雪かきも早い。半分埋もれたレンタル自転車たちの姿が、こんな日も乗り手を待っているようでいじらしい。

夏のファーマーズマーケット

オンタリオ州ピーターボロに訪れると、毎回足を運ぶファーマーズマーケット。夏はこの地のスイートコーンを味わいたい。オンタリオ州のスイートコーンはとても甘くて美味しい。皮付きで1本75セント。6本で4ドル50セント、12本で9ドルと安い。マーケットの裏手にはとうもろこし畑が広がっている。

このマーケットの隣には鶏小屋がある。放し飼いにされた鶏たちが元気に走り回ったり、歓談したりしている。マーケットにはここでとれた新鮮な卵が並ぶ。

今日は市内の別のマーケットにも行ってスイーツを物色。ブラウニーの上にラズベリーチーズケーキがのった間違いなく美味の一品を発見、即買い。このFeel Guilty Food(罪悪感を感じる食べ物)は3回に分けて完食。夏の味、最高。

消えたコマドリの卵

ある夏の朝、2階の窓辺にいつのまにか鳥の巣が作られていて、その中に水色の卵が一つ、2つ、3つと増えていった。

コマドリのママが巣に戻ってきて、一生懸命に温めながら守っている。この辺りは危険が多いけれども、この場所ならきっと安全だと信じてた。

数日後、卵は3つとも跡形もなく消えていた。ラクーンがここまで登ってきて盗んで食べてしまったのだ。その後、コマドリのママの姿を二度と見ない。

Happy Canada Day!

Happy Canada Day! カナダは今年、建国157年を迎えた。オンタリオ州ピーターボロのダウンタウンにほど近い湖畔で草をついばみ寛ぐカナダグースたち。彼らの目に人間はどう映っているのだろうか。

新種の木?

オンタリオ州ピーターボロで新種の木を発見?と思いきや、電信柱にからみついて成長するツル性の植物だった。柱を完全に覆い尽くし、電線にも届きそうな生命力の勢いに圧倒される。

新緑のトロントは工事の季節

5月のトロントは美しい。メープルの木に鮮やかなグリーンの葉が茂り、元気いっぱいにその葉を太陽に向かって広げている。まだ虫もいないのでウォーキングにも最高の季節だ。ただ、一点を除いては。

トロント市内の至るところで工事が始まった。トロントの夏を「construction season」と揶揄する人も。老朽化と新開発が相まって、道路は渋滞、歩道閉鎖などで迂回を余儀なくされたり。それでも長い冬が終わった喜びが街中にあふれている。