すでに葉桜

今年のトロントの桜の見頃は5月3日から5月9日とのメディア報道を鵜呑みにして、6日にトロント大学を訪れたところ、すでに葉桜になっていた。花見を楽しむ人々の姿、桜をバックにセルフィーを撮る人々の姿はまったく見当たらない。が、完全には散っておらず、緑の葉の中で咲く桜も美しかった。

八重桜はちょうど満開の時期を迎えていた。ここには多くの花見客でにぎわっていた。

八重桜の足元にはチューリップたちが、風に揺られながら一生懸命に咲き誇っていた。トロントに春が訪れている。

初めてのアイスホッケー観戦でカナダ愛を感じる

2025年4月17日、トロント在住30年にして、私は生まれて始めてプロアイスホッケーの試合を観戦した。トロント・メープルリーフスの対戦相手はデトロイト・レッドウィングス。折しもアメリカの新政権のために微妙な関係になっており、カナダとしては負けられないホームゲームだ。

先手でゴールを決めたものの、ぐいぐい追いまくられて遂に逆転されてしまう。が、ぎりぎりで同点となり、延長線へ。そして、残り56秒でリーフスのスコット・ゴールを決めて勝利が決まった。瞬間、会場の熱い盛り上がりは最高潮に達した。最後まで決して諦めずにリーフスを支えるオーディエンスにカナダ愛を感じた日であった。

3月の憂鬱

トロントの3月はまだ冬真っ只中。春の兆しの微塵も見えないクイーンズパークを歩く。地面は凍りついていて、雪もまだたくさん残っている。それでも、午後6時15分でこの明るさ。日が少しずつ伸びてきているのを感じて、少しだけ冬の心が軽くなる。

雪、雪、また雪

今年は雪が多い。学校が休校になるほどのスノーストームもある。今日また、まとまった雪が降った。が、雪かきも早い。半分埋もれたレンタル自転車たちの姿が、こんな日も乗り手を待っているようでいじらしい。

カレッジ・ストリートに佇む歴史的建造物

1月だというのに暖かい。トロント大学周辺からカレッジ・ストリートへとウォーキングの足を伸ばしたら、遂に汗ばみ始め、思わず足を止めてコートを脱いだ。そこで目に入ったのが、とめどなく続くトロントの再開発ラッシュの中で手つかずに残る歴史的建造物。壁面には「Steward Buildign」とある。このビルはE.J.レノックスによる設計で、1894年に建てられたスポーツ・クラブ。トロント初の屋内プールがあったという。細かいブロック作りで、鋭い屋根とは対象的にコーナーに丸みがあり、優雅で美しい。

Happy New Year 2025!

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トロントのホリデーシーズン

トロントでは、11月24日に毎年恒例のサンタクロースパレードが行われ、そこから一気にクリスマスのムードが広がり、12月に入ると街はホリデーシーズン一色に。ダウンタウンでは華やかなデコレーションがストリートを彩る。

世界を席巻したTaylor Swiftのツアーはカナダで終演

米国のシンガーソングライター、テイラー・スウィフトのワールドツアー「The Eras Tour」がトロントにやってきた。11月14日からの3日間および21日からの3日間、合計6回のコンサートがロジャース・センターで開催された。市内を走る地下鉄St.George駅のプラットフォームもPR広告でこんなに華やかな装いに。

トロント公演を終えた後はバンクーバーで3日間の公演を行い、12月8日に同地で世界52公演に及んだツアーを締めくくる。

チケット料金高騰、驚異的な経済効果、熱波の悲劇、テロ攻撃といった負の話題も注目された。いろいろな意味で、今後語り継がれるコンサートツアーになったことは間違いない。

トロント市はこのツアーに際し、「Taylor Swift Way」という一時的なストリート名が記されたサインを市内22箇所に一時的に設置。公演後はこれらのストリート・サインをオークションにかけ、集まった収益に本ツアーのスポンサーのRogers社が同額を最大113,000ドルまで上乗せして、チャリティ団体Daily Bread Food Bankに寄付するとしている。