3月の憂鬱

トロントの3月はまだ冬真っ只中。春の兆しの微塵も見えないクイーンズパークを歩く。地面は凍りついていて、雪もまだたくさん残っている。それでも、午後6時15分でこの明るさ。日が少しずつ伸びてきているのを感じて、少しだけ冬の心が軽くなる。

雪、雪、また雪

今年は雪が多い。学校が休校になるほどのスノーストームもある。今日また、まとまった雪が降った。が、雪かきも早い。半分埋もれたレンタル自転車たちの姿が、こんな日も乗り手を待っているようでいじらしい。

カレッジ・ストリートに佇む歴史的建造物

1月だというのに暖かい。トロント大学周辺からカレッジ・ストリートへとウォーキングの足を伸ばしたら、遂に汗ばみ始め、思わず足を止めてコートを脱いだ。そこで目に入ったのが、とめどなく続くトロントの再開発ラッシュの中で手つかずに残る歴史的建造物。壁面には「Steward Buildign」とある。このビルはE.J.レノックスによる設計で、1894年に建てられたスポーツ・クラブ。トロント初の屋内プールがあったという。細かいブロック作りで、鋭い屋根とは対象的にコーナーに丸みがあり、優雅で美しい。

Happy New Year 2025!

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トロントのホリデーシーズン

トロントでは、11月24日に毎年恒例のサンタクロースパレードが行われ、そこから一気にクリスマスのムードが広がり、12月に入ると街はホリデーシーズン一色に。ダウンタウンでは華やかなデコレーションがストリートを彩る。

世界を席巻したTaylor Swiftのツアーはカナダで終演

米国のシンガーソングライター、テイラー・スウィフトのワールドツアー「The Eras Tour」がトロントにやってきた。11月14日からの3日間および21日からの3日間、合計6回のコンサートがロジャース・センターで開催された。市内を走る地下鉄St.George駅のプラットフォームもPR広告でこんなに華やかな装いに。

トロント公演を終えた後はバンクーバーで3日間の公演を行い、12月8日に同地で世界52公演に及んだツアーを締めくくる。

チケット料金高騰、驚異的な経済効果、熱波の悲劇、テロ攻撃といった負の話題も注目された。いろいろな意味で、今後語り継がれるコンサートツアーになったことは間違いない。

トロント市はこのツアーに際し、「Taylor Swift Way」という一時的なストリート名が記されたサインを市内22箇所に一時的に設置。公演後はこれらのストリート・サインをオークションにかけ、集まった収益に本ツアーのスポンサーのRogers社が同額を最大113,000ドルまで上乗せして、チャリティ団体Daily Bread Food Bankに寄付するとしている。

tiff 2024!

今年のトロント国際映画祭は9月5日から15日までの11日間、開催された。アカデミー賞の前哨戦とも言われる本映画祭のPeople’s Choice Awardを受賞したのは以下の作品。

The Life of Chuck(Mike Flanagan監督)
The Substance(Coralie Fargeat監督)
The Tragically Hip: No Dress Rehearsal(Mike Downie監督)

余談だが、1995年から昨年まで主要スポンサーをつとめてきたカナダ大手携帯会社「Bell」にかわり、今年はBellの競合の大手通信会社「Rogers」が主要スポンサーとなっていた。

今年のtiffが終わった直後、米国で放映された優れたテレビ番組などに与えられるエミー賞に真田広之主演の「SHOGUN 将軍」が18部門受賞というニュースが飛び込んできた。今はネット配信で素晴らしい作品を見ることができる。大小さまざまな映画祭ではオンライン視聴が選べることもあり、映像の世界は鑑賞する側の選択肢がどんどん広がっている。

ところで、トロントのウエストエンドに「Revue Cinema」という小さな映画館がある。非営利団体が運営しているこの映画館はトロント最古の劇場で、外観もノスタルジックな佇まいだ。この映画館は閉鎖が決まっていたが、運営団体が裁判によりこれを阻止し、新たにビル所有者と5年間のリース契約を締結したと9月10日付けのトロントスター紙が報じた。

最近、用事があって、この「Revue Cinema」の近くに行くことがあった。前を通ると、小さな入口に古い映画のポスターがたくさん貼られていて、100年あまりの歴史を感じさせる。そんなタイムマシンにのって送られたきたような空気に触れた途端、効率よく生きることを強いられる日々の中で不動の存在であり続けるこの小さな建物に、「そんなに急がなくていいよ」と言われた気がした。

夏のファーマーズマーケット

オンタリオ州ピーターボロに訪れると、毎回足を運ぶファーマーズマーケット。夏はこの地のスイートコーンを味わいたい。オンタリオ州のスイートコーンはとても甘くて美味しい。皮付きで1本75セント。6本で4ドル50セント、12本で9ドルと安い。マーケットの裏手にはとうもろこし畑が広がっている。

このマーケットの隣には鶏小屋がある。放し飼いにされた鶏たちが元気に走り回ったり、歓談したりしている。マーケットにはここでとれた新鮮な卵が並ぶ。

今日は市内の別のマーケットにも行ってスイーツを物色。ブラウニーの上にラズベリーチーズケーキがのった間違いなく美味の一品を発見、即買い。このFeel Guilty Food(罪悪感を感じる食べ物)は3回に分けて完食。夏の味、最高。