夏のファーマーズマーケット

オンタリオ州ピーターボロに訪れると、毎回足を運ぶファーマーズマーケット。夏はこの地のスイートコーンを味わいたい。オンタリオ州のスイートコーンはとても甘くて美味しい。皮付きで1本75セント。6本で4ドル50セント、12本で9ドルと安い。マーケットの裏手にはとうもろこし畑が広がっている。

このマーケットの隣には鶏小屋がある。放し飼いにされた鶏たちが元気に走り回ったり、歓談したりしている。マーケットにはここでとれた新鮮な卵が並ぶ。

今日は市内の別のマーケットにも行ってスイーツを物色。ブラウニーの上にラズベリーチーズケーキがのった間違いなく美味の一品を発見、即買い。このFeel Guilty Food(罪悪感を感じる食べ物)は3回に分けて完食。夏の味、最高。

消えたコマドリの卵

ある夏の朝、2階の窓辺にいつのまにか鳥の巣が作られていて、その中に水色の卵が一つ、2つ、3つと増えていった。

コマドリのママが巣に戻ってきて、一生懸命に温めながら守っている。この辺りは危険が多いけれども、この場所ならきっと安全だと信じてた。

数日後、卵は3つとも跡形もなく消えていた。ラクーンがここまで登ってきて盗んで食べてしまったのだ。その後、コマドリのママの姿を二度と見ない。

THE ART OF BANKSY、トロントで開催

5月29日からトロントで開催している「ART OF BANKSY」を見に行った。今回は個人が所有する作品161点が展示される世界最大級の展覧会。

BANKSY監督の「EXIT THOURHG THE GIFT SHOP」の日本語のポスターが!

「Flower Thrower」のオリジナルはライブコンサートのポスター。

2018年、ロンドンで行われたサザビーオークションでシュレッダーにかけられて破壊された有名な作品「Girl with baloon」。

破壊された後、作品名は「Love is in the Bin」に変わり、さらにその後、「Girl without Baloon」に改題されたとか。

圧倒的なインスピレーションを放ちながら、シニカルに現実を見つめる視点に畏敬と共感が止まらない。

この展覧会はLighthouse ArtSpace Torontoにて9月15日まで開催中。

Happy Canada Day!

Happy Canada Day! カナダは今年、建国157年を迎えた。オンタリオ州ピーターボロのダウンタウンにほど近い湖畔で草をついばみ寛ぐカナダグースたち。彼らの目に人間はどう映っているのだろうか。

新種の木?

オンタリオ州ピーターボロで新種の木を発見?と思いきや、電信柱にからみついて成長するツル性の植物だった。柱を完全に覆い尽くし、電線にも届きそうな生命力の勢いに圧倒される。

新緑のトロントは工事の季節

5月のトロントは美しい。メープルの木に鮮やかなグリーンの葉が茂り、元気いっぱいにその葉を太陽に向かって広げている。まだ虫もいないのでウォーキングにも最高の季節だ。ただ、一点を除いては。

トロント市内の至るところで工事が始まった。トロントの夏を「construction season」と揶揄する人も。老朽化と新開発が相まって、道路は渋滞、歩道閉鎖などで迂回を余儀なくされたり。それでも長い冬が終わった喜びが街中にあふれている。

冷たい風雨に煽られてなお美しく咲くトロントの桜

トロントでも毎年、桜の開花を心待ちにしている市民が多い。トロント大学のキャンパスやハイパークでは今年も無事に開花したものの、この時期の天候は寒暖差がとても激しい。今年も4月半ばを過ぎても雪交じりの雨が降り、凍りつくような強い風が吹きすさぶ。そんな受難のような中でなお、気品と可憐さを失わず強く美しく咲く桜に心打たれる(写真は4月18日にトロント大学周辺で撮影)

皆既日食、午後3時に暗闇が訪れた日

4月8日、メキシコからアメリカ、カナダにかけて北米を縦断するように皆既日食が見られた。オンタリオ州ナイアガラではこの日に大量の観光客が押し寄せることを想定し、非常事態宣言を発令。各地では大勢の人々が神秘的な天体ショーを楽しんだ。

オンタリオ州トロントはあいにく曇り空だったが、午後3時20分ごろから3分ほど、夜のような暗闇に包まれ、街灯が灯り、鳥たちはねぐらに戻って息をひそめた。

今回見逃した人が次に見られるのは400年後だそう。